APB-16 ハードウェアの仕様
- プログラミング可能なアナログ処理
- プレミアムなアナログ回路
- 複数のアナログサチュレーション回路
- 32ビットDACおよびADC
- Thunderbolt 2および3に対応
- McDSPの独自特許技術
- 米国内で製造
ソフトウェア
- APB対応のAAXプラグイン・バンドルを同梱
- サンプル精度の正確なオートメーション処理
- セッション全体のリコールとプラグイン・プリセット
プラグイン
APB-16には、オーディオをAPBハードウェアにルーティングし、内部のアナログ回路を制御するためのAPBプラグインが複数付属しています。ユーザーは他のプラグインを使うときと同様にAPBプラグインを操作するだけですが、オーディオ処理がアナログで行われるようになります。 設定をプリセットとして保存したり、セッションでプラグインを呼び出したり、サンプルレベルの精度でのオートメーション処理を施すことも可能です。APBプラグインは、本物のアナログパフォーマンスを備えたデジタルワークフローを提供します。
C673-Aダイナミックレンジ・コンプレッサー
C673-Aは世界初のプログラマブル・アナログ・プロセッサーのコンセプトに基づいて開発された、最初のプロトタイプでもあります。 C673-Aには、McDSP 6000シリーズに含まれる、C670およびC671モジュールをベースに、アナログのダイナミクス処理と独自設計のサチュレーション回路によって、深みのあるダイナミクス処理を実現します。
APBプラグインのラインナップには2種類の完全アナログ・リミッターが用意されています。El Mooはそのうちの1つで、MooTubeコンプレッサーと同じ設計を採用しています。複数のアナログ・サチュレーション・ステージを個別にコントロール可能なEl Mooは、興味深いレベラーの役割を果たします。
この見た目から連想する機材があるかもしれませんが、ChickenHeadの内部構造は、独自のプラットフォーム上に独自のプロセッサーを搭載したものです。 McDSPの設計思想は、APBハードウェアのハイエンド・アナログ・コンポーネントと、最もアグレッシブなサチュレーション回路を活用して、芯のあるコンプレッサーを目指して作られました。雄鶏のようなサウンドをダイナミックレンジ・プロセッサーに求めるなら、まさにChickenHeadが最善の選択となるでしょう。
L-18は、純粋なアナログのリミッターとして設計されており、さまざまなミキシングスタイルにマッチします。トラックの修正が必要な場合は、カラーコントロールで微妙なトーン加工を施すことが可能です。
C-18コンプレッサー
C-18コンプレッサーは、L-18リミッターと同様に純粋なアナログ機器として設計されました。McDSP初のダイナミクス・プラグインであるCompressorBankへのトリビュートとして開発されたC-18コンプレッサーは、元のCompressorBankに含まれるBITEコントロールのすべてのアナログ・バージョンと、信号レベルに応じたアタックとリリースタイム制御のためのAUTO機能の進化版を搭載。C-18なら、通常のコンプレッサーとして使用することはもちろん、トラックに独自の工夫を加えることも可能です。
接続
APBプラグインは、入力オーディオ信号と制御信号の両方を、Thunderbolt接続を通じてAPBハードウェアユニットに送信して処理します。制御信号は、すべてのパラメーター値で選択されたアルゴリズムを実行するようにアナログコンポーネントを設定します。オーディオ信号はアナログドメインで処理された後、APBプラグインの出力からデジタル信号としてPro Toolsセッション内へと戻されます。
動作環境
・Pro ToolsまたはAAX Nativeプラグイン対応のDAW
・オーサライズには、iLok2 or iLok3 USBスマートキーまたはiLok License ManagerアカウントおよびiLok Cloudセッションが必要です。
・Mac OS 10.10〜 *最新OSへの対応はメーカーWEBをご参照ください。
・Pro Tools 12.x以降、Pro Tools 2018.x以降、Pro Tools 2019.x以降、のいずれか
・Thunderbolt 2接続端子(Thuderbolt 3で接続する場合は、Apple純正のThuderbolt 3 - Thuderbolt 2アダプタが必要)
・Word Clock用BNCケーブル x 1を同梱
・Thuderbolt 2ケーブルが別途必要
・Windows、VENUE S6Lシステムには非対応
・ご使用のオーディオインターフェイスとのワードクロック接続が必要です。接続方法については、ユーザマニュアルをご確認ください。