1970年代からはさらに多くのミュージシャンが楽器を採用したことにより、これまで誰も聞いたことのないような音楽を作られ、シンセサイザーが更に独自のものになった時期でした。初期のシンセサイザーは数千ドルもする大規模で洗練されたデバイスでしたが、1971年アランR.パールマンとデニスコリンは、ミュージシャン向けに販売できる大規模なARP2500モジュラーシンセのさらにポータブルなバージョンを作成することにしました。このコンセプトから生まれたのがARP2600セミモジュラーシンセサイザーです。これはすぐにヒットし、エドガーウィンター、ピートタウンゼント、ハービーハンコック、ジャンミッシェルジャールなど、多くの有名なミュージシャンによって使用されました。 その象徴的なシンセサイザーへのオマージュは、非常に手頃な価格でさらに機能満載のBehringer 2600という形で提供されます。信じられないほどの使いやすさで、想像できるほぼすべてのサウンドを思い起こさせます。純粋なアナログ信号パスは、70年代の本格的なARP 2600回路に基づいており、マッチングされたトランジスタとJFETが使用されています。2600を所有することは、時代を超えたクラシックを再現したり、独自の音楽の道を築いたりできるようにする歴史の一部を持っているようなものです。
True to the Originl
クラシックな電子音楽を想起させるクラシックなトーンを再現するために組み合わされた、オリジナルに忠実なアナログ回路、セミモジュラーアーキテクチャ、トリプルVCOデザインなど、2600のエンジニアリングには細心の注意が払われています。細部までこだわり抜き、2600に非常に柔軟なサウンドシェーピング機能を与えました。これにより、とても太い低音やおいしいリードなど多くの素晴らしいトーンをカバーすることができます。–想像できないようなサウンドから夢のような雰囲気まで、すべてをあなたの手に。
Big, Fat Tones
1970~80年代のプログレッシブロック、ウェーブ、シンセポップで作成されたシンセサイザートラックはクラシックになり、他の多くのアーティストにインスピレーションを与えてきました。2600を使用すると、そのすべての魔法を再現できます。または、あなた独自の素晴らしいオリジナルのサウンドをデザインすることもできます。
Ready to Rock
オリジナルと同じように、2600はセミモジュラーシンセサイザー設計となっています。これによりパッチケーブルで別のモジュールと接続しなくても音楽の作成を開始できます。しかし、2600は83のパッチケーブルのインとアウトを備えているので、あなたが望むようにパッチングを行うこともできます。
Make Waves
2600には、FM入力を備えた3つのVCOがあります。VCOのデフォルトの波形を正方形、三角形、ノコギリ波、サイン波、またはパルス波にパッチすることもできます。これにより、様々な壮大な音色の可能性が広がります。マルチモードVCFが2600のVCOミキサーとして機能し、VCO1、VCO2、VCO3をブレンドできる一方で、任意のVCOをLFOとして動作するように切り替えることもできます。このLFOを内蔵されているレゾナンスコントロール、フィルターモードスイッチなどのシンセ内にあるほかの機能と君合わせることで、2600は驚くような多様なトーンのパレットを作成するための素晴らしいツールになります。
The Cherry on Top
2600の多機能なオシレーターとミキシング機能の配列を締めくくるために、リングモジュレーター、ラグプロセッサー、S&H、シュミットトリガー、エンベロープフォロワー、可変式ノイズジェネレーターなど、非常に広い範囲のモジュールとエフェクトを自由に使用できます。可変カラーとリアルなサウンドのデジタルスプリングリバーブエミュレーションも、音楽に広がりとスケール感を追加します。パルス波出力とサイン波出力を備えた2つの専用LFOも備わっています。
Time to Attack
2600に内蔵されたADSRおよびARエンベロープジェネレーターを使用すると、曲中にダイナミックな進行を追加できます。Attack、Decay、Sustain、Releaseを低く設定して、短くて柔らかなサウンドのノート作成してから、それぞれのフェーダーをゆっくりと上にスライドさせて調整していきます。これにより待ち望んでいた大きなサビの前に、ノートを開いて曲に緊張感を与えることもできます。単純なADSRコントロールでは不十分な場合は、タイムファクタースイッチをx2、x1、またはx0.5に切り替えることで、さらにクリエイティブにできます。これにより、エンベロープの形状をより細かく制御できるため、短くてパーカッシブなノートや、長くて雰囲気のあるノートを作成できます。
Shape Your Tone
2600のVCAセクションは、ミキサーセクションでブレンドできるVCFとともに、さらに多くのトーンシェーピングの可能性を提供します。VCAセクション内で、回路内のイニシャルゲインを設定し、信号を任意の入力ジャックにルーティングし、スライダーを使用することでゲインを調整できます。VCAは、3.5mmジャックを介してControl-Voltage
信号を入力できるリニアとエクスポネンシャルの両方の差動入力も備えています。
Controls and Connectivity
2600には78個のフェーダーとボタンがあり、すべてが非常に直感的な形式でレイアウトされているため、求めるサウンドをすぐに再現することができます。
仕様
- シンセサイザーアーキテクチャ
ボイス数:マルチフォニック
タイプ:アナログ
VCO:3(4つのレンジにかけて0.03 Hzから40 kHz)
LFO:1(0.25Hzから25Hz)
VCF:1 (24dB/oct 4極ローパスフィルター、4012モード/4072モード切り替え可能)
VCA:1
Envelopes:AR、ADSR
Effects:デジタルスプリングリバーブ
MIDI
MIDI端子:MIDI INおよびMIDI THRU(16ch選択から可能)
USB端子:クラスコンプライアントUSB 2.0 Type B(Windows7以上またはMac OS X 10.6.8以上)
電源供給
電源アダプター:12V DC, 2000mA(付属)
消費電力:最大15W
フィジカル
標準動作温度:5℃〜40℃
サイズ:482 x 356 x 108 mm(W x H x D)
ラックユニット:標準19 inchラック(95HP)、8Uサイズ
重さ:5.1Kg